大学に進学される全ての人へ

3月である。
受験も最終盤。
昨日今日で国立大学2次試験があり、また私立大学の2次、3次募集の試験があるだろう。

今回のブログは、「大学に進学する全ての方へ」と題し、大学でのどのように生きていくべきか、後悔のない大学生活を送るには、どのようにすべきか。ということを書く。

もちろん、人の人生には正解のないものであるし、よってこの記事も唯一の絶対解を示すものではない。あくまで私の見解にすぎない。

しかし、卒業まであと1ヶ月を控えた私の周りには「もっとこういう大学生活を送っておけば…」とため息交じりに後悔を口にする者が多くいる

大学生は自由だと言われる。それは決してよいことばかりではなく、下手な時間の使い方をすれば、やりがいのない4年間を送り、惨憺たる気持ちで卒業式を迎えることにもつながろう。

であるから、私の4年間の経験を踏まえ、またネットに転がっている記事を参照しつつ、「大学生活をすごす上でこころの隅にでもおいて意識しておいてほしいこと」を書こうと思う。

正直、大学いけば分かるが、ロクな奴がいない。せっかくたくさんのお金を費やし、人生で最も素敵な年頃である4年間をつかうのであるのだから、存分に充実した4年間を過ごしてほしい、その思いでいっぱいである。

◆大学とは

大学生ってそもそも何だよ。何をすべきか。
その問いの答えとして、この記事以上のものはない。

http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/
卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(立教新座中学・高等学校 校長メッセージ)

この文章は立教新座高等学校の校長のメッセージである。2年前、震災によってこの高校の卒業式は中止になってしまった。そこで、校長のメッセージがネットに公開され、話題を呼んだ。

大学に進学する理由を「「海を見る自由」を得るため」という。

大学生の期間はよくモラトリアムと呼ばれる。
モラトリアムとは「執行猶予期間」であり、これを人の人生にあてはまるのならば、「実際には成熟した身体を持っているのに、社会にはまだでず、社会に出るまでの猶予期間」ということだ。

大学時代というものは「猶予期間」である。
大学で学ぶ、大学生活を過す、とはそれ自体が目的ではない。それは社会に出るまでの過程である。社会に出るための準備をするための場所が大学である。

大学生活は自由だ。だけど、その自由を無駄にせず、しっかりと自分を見つめ、自分の人生の目的を見つけてほしい。もちろんその時々で充実することは、きっと、その後の人生にポジティブな意味をもたらす。しかし、それは受け身であってはいけない。自分なりに、自分のやりたいこと、向かっていく方向を、主体的に探していくこと、努力することが必須である。

ただただ、目先の快楽にのまれ流され、将来的な自分像を見失ってしまう、そんなことはないようにしてほしい。

また自由に生きることは案外難しい。
バイトだサークルだ試験だレポートだでなんだかんだ大学生は忙しい。
しかしそれは自分で制約を欠けているにすぎないし、「忙しい」と思うからこそ忙しい。

縦横無尽に好きなことを思いたったままにやる気概と体力を常に持っておくことが大切である。

◆勉強しろ

大学生は学生であるから勉強をするのは当たり前である。
しかし、大学生はあまり勉強に打ち込んではいない。
もちろん、勉強漬けになる必要はないが、最低限勉強はすべきだ。

私からのアドバイスとしては、「大学の授業は決してサボるな」

「こんな授業役に立たないから、さぼる」みたいな発言を腐るほど聞いた。しかし、本当にそうなのだろうか。さぼって君は一体何をするのか。「さぼる」と「授業を受ける」、それを両天秤にかけて、それでもさぼることの意味を見いだせるならそれでよい。でも、さぼってただ部室で寝ているだけ、というのであれば、もったいないことだと思う。

今は意味のないことだと思っていることも、後々役に立つことなどよくある。無意味だと思っているものでも忍耐強く学ぶと、いいことがある。大学で教えられていることは、ほとんどが大学教授の研究分野である。大学教授だって、国や大学から高い金をもらって研究しているわけだから、実は非常に社会的に意味のあるものであると考えてよい。

その道のプロフェッショナルから、何かを教えてもらえる機会など、そうない。大学で学ぶということは、考えられている以上に貴重な経験であるのだ。
だから、余計に勉強をする必要はないから、大学で受講している授業は、つまらないと思ってもさぼらず、ノートを取ってみてほしい。

また、大学時代の勉強は、何も座学に限ったことではない。
自由なのだから、いろいろなことに首を突っ込んで、学んでいってほしい。

京大卒、ライフネット生命の社長の、出口治朗という男が、大学で講義をしたことがある。
その講義の中で、学生の学びのコツとして、このようなことを言っていた。

「私の体験から言えば、人を作るには「人から学ぶ」「旅から学ぶ」「本から学ぶ」の三つがあります。できるだけ幅広い人間関係を築き、他人の考えを聞くことは大切です。世界を旅行して日本とは違う世界のあることを知る、書物を読んで歴史から学ぶこともできます。」(出典

とても納得できる。
大事なのはバランスでしょう。
「私はバイトを一生懸命して、お金をためて合コンバンバンしてます。」というのも、確かに[人から学ぶ]を十分に実践しており、ひきこもっているより素敵だ。それに加えて、読書と旅もすればもっと素敵な人となれるだろう。

◆就職活動に関して

よい企業の就職試験に合格する、ということと、納得感のある将来設計ができる、というのは、意味合いが違うと思う。

就職試験に合格することは、受験で第一志望に合格するプロセスと似ている。就職活動もテクニックだ。正しい技術を身につければどうってことはない。必要な準備期間をとって、しか
るべき準備をすればどうということはない。

最も大切なのは後者だ。自分の生きる目的を考え、それに合う進路を選べるかどうか。
高給取りになるとか、大企業に行って高いステータスを得るのもいいけど、一番いい生き方は「自分が生きがいをもてることで、食っていく」ことだと思うから、まずは自分の生きがいを持てることを、自分と向き合って考えるべきだ。

ただ、それには答えがないから、とても難しいのだ。だからこそ、先にも書いた通り、4年間かけて、自分自身の行く先についてじっくり考えてほしい。

◆恋をしよう

やはり2chから

http://2chcopipe.com/archives/51869898.html
大学時代をやり直せるなら-2chコピペ道場より

http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3680986.html
社会人の俺が考えた裁量の学生生活プランを教える-キニ速

恋人を作ろう。
人と付き合うということから学べることは測りしれない。何より楽しい。
人として生きることの幸せをかみしめてほしい。

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