私はこうして京大に落ちた Part5

2008年の夏休み。
それは、僕にとっては数学の夏

7月中旬に入ると、私はそれまでの時間を取り戻すかのように勉強に打ち込んだ。

理由は何であれ、一つ目標を決めた。京大だ。
自分でも納得できる目標ができて、モチベーションがぐっと高まった。
いよいよ火がついたのだ。

ここから受験勉強が始まったといっても過言ではない。

夏休みとなり予備校の通常授業がなくなると、ほぼ毎日1日中自由な勉強ができた。

京大受験と一番の敵は数学であった。

現役時代は私立専願。浪人に入ってやる数学は実に高2ぶり約1年のブランクがあった。

また、当初の第一志望であった筑波大学は2次試験で数学がなかったため、これまで本腰を入れて数学をやってこなかった。放置プレイでいまだ数学偏差値30代ほど。

もはや、これまでのストックも何もない。
ほとんど初学者と変わらないレベルから、
私の京大数学対策は始まったのだ。

基礎の基礎から始める必要があるだろう思い、まず手に取ったのは
マセマ出版の「スバラシク面白いと評判の初めから始める数学」シリーズ。
ⅠAⅡB すべてこの参考書を用いて基礎を見直した。ベクトルだけどうしても理解が進まなかったため、発展編である「スバラシク強くなると評判の元気が出る数学Ⅱ」を1冊マスターした。

 

スバラシク面白いと評判の初めから始める数学I・A (Part1)/マセマ出版社

スバラシク強くなると評判の元気が出る数学2/マセマ出版社

うさんくさいタイトルのマセマシリーズは表紙もまた胡散臭く、
「はじめに」の文章も少し詐欺っぽく、非常に手に取りにくい参考書だ。
しかし内容は初心者の私にもすらすら読めたし、このあとやる応用の内容の
下地には確実になった。
#なんでこの表紙にしちゃったんだろう・・・

7月後半くらいにはマセマシリーズの参考書を終わらせた。

そのあと取りかかったのは、青チャートだ。

 

新課程チャート式基礎からの数学1+A/数研出版

 

チャート式基礎からの数学II+B/数研出版

 

今でもよく思い出す。
夏休みの思い出は、青チャートと過ごした日々でいっぱいである。

ネットの評判から、青チャートを完璧にすれば文系であればどこの大学でも受かる、というのを聞いていた。殆どの受験問題は、全く新しい問題など出てこない。すべては学校の教科書の問題を組み合わせ見せかけの難易度を高めているに過ぎない。青チャートはその組み合わせのもととなる問題をすべてカバーしているという。

しかも、私は暗記で勝負するタイプの人間であると知っていた。数学的なセンスはまるでないために文系にした。だから、とにかくたくさんの例題を暗記し、それを組み替えて点数を重ねていくところに勝機を見出した。

青チャートの例題を完璧に覚える。

それを夏休みの目標とした。

夏休みは、1日14時間の勉強を継続した。

毎朝7時に起床。
9時から代ゼミの自習室にこもり、21時に帰宅。
昼休みのごはん休憩も勉強しながら行った。
家に帰り、軽く2時間ほど勉強し就寝。

講習がある時を除き、毎日このようなリズムで生活した。
1日14時間、ほぼすべてを青チャートの学習にあてた。

青チャート数学ⅠAⅡB 、例題計564題。

学習方法はシンプルだ。

①例題を解く
②解説を見て修正
これをひたすら繰り返す。
次の日は、記憶を強固にするため前日の復習から始めた。

初見からできた問題は1題もなかった。
2週目をやったときも、こまめな復習にも関わらず、すんなり解ける問題は多くはなかった。

それでも諦めなかった。
とにかく馬鹿みたいに青チャートを繰り返した。

もちろんとてもつらい作業であった。
ただ公式を暗記するだけじゃない。

それがどのように働くのか、いかに他の公式を組み合わせることができるのか、問題をどのように読めば正しい公式を引き出すことができるのか…

文系の暗記モノより、細かに注意深く、丁寧に冷静に暗記をすすめた。
その作業はこれまでの勉強と似ているようで、全く違うようにも思えた。

ひたすらに苦しかった。
もともと私立文系、数学が嫌で逃げてきた人間だ。
それにも関わらず、私はまた数学を始めた。

苦しい。
なんでこんなことしているのだろう。
こんなことして本当に成績は上がるのか?
何度も思った。

そのたびに、新たな目標と、そして現役受験の悔しい思い出を頭に浮かべ、
自分を鼓舞した。

私は青チャートに向かい続けた。しがみついた。
何度も何度も繰り返す。

解いてみる。わからない。答えをみる。理解する。解きなおす。

これを、564回繰り返す。
また564回繰り返す。

解いてみる。わからない。答えをみる。理解する。解きなおす。解いてみる。わからない。答えをみる。理解する。解きなおす。解いてみる。わからない。答えをみる。理解する。解きなおす。・・・・・・・

夏休みの40日間。
私は、青チャートを3周する。

コクヨ40枚綴りノートが8冊。
40×裏表×8冊。

夏休みに費やした、暗記用数学ノート。8冊、実に640ページ。

8月、全国記述模試。

この夏の結果はいかに…!

次回:Part6 全国に名を刻む

One thought on “私はこうして京大に落ちた Part5

  1. SECRET: 0
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    >ブログからお金が生まれる記事の書き方@ゆうたろうさん
    コメントありがとうございます。
    ブログからお金が生まれる記事の書き方ですか、素敵ですね。お金とかは副次的なもので、まずどうやったら人に読まれるのか、悩ましいところですね。
    お互い頑張りましょう!

  2. SECRET: 0
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    >あなたのブログの反応率を上げるコピーライター@鈴木ゆうたろうさん
    コメントのありがとうございます!
    ご多用のところ、ブログ記事を読んでいただけたということで、感謝が絶えません。
    また記事の感想もあれば遠慮なく書いて下さいねー!

  3. SECRET: 0
    PASS:
    阪大法学部志望の受験生です
    青チャートの例題の後にある練習はやりましたか?

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