投資反省日記(2024.04 SOXL下落)

投資

こんにちは、もっふぃーです。

私はSOXL(Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares)という、端的に言うとよくあがったりよくさがったりする、大変刺激的な投資信託を運用し、一攫千金を狙うことをライフワークとしている。ここのところ運用をおろそかにしたせいでそこそこな失敗になりそうなため、ここに反省を含めて記録を残そうと思う。

最近のできごと

私はいま、SOXLを845枚所有している。今の為替レートでいうと、344万円くらいを投入していたことになる。

一時は結構プラスだったのだが、このところ調子を落としていた。

そして4/19(金)、$SOXLは前日比△11.80%を記録し、年初1/18並の$30.79となった。3/7の最高値$55.32からみると、実に△45%と半額に近い。この週の下げ幅は25%を超え、実に2022年11月以来、1年半ぶりに週足の変化率が△20%を超えたのであった。

私の保有分についても、まだかろうじてプラスであるが、毎日数十万円単位で減っていき、1週間で140万の利益を失った

4/20朝の私のSOXL。この1週間前は評価損益が+1,964,058円だった…

今週は中東情勢の悪化から始まり、小売売上高の予想上振れ、ASMLやTSMCの決算外しなど、市場、特に半導体ハイテク業界にとって悪い材料が立て続けにおき、リスクオフとして大きく半導体株が売られる結果となった。

理由はなんであれ、この下落タイミングで買い越しており、また高値圏で利確できていない事態は強く反省すべきことである。

私の投資方針

前提として私がどういう感じで投資信託を買ったり売ったりしているのか整理しておきたい。

まず、その銘柄を買ってよいかの判断は、週足・月足の移動平均線で上昇トレンドであるかどうか確認する。ちゃんとするには移動平均線を見て判断すべきなのだろうか、ざっと右肩上がりであればOKくらいで見ている。

その銘柄を買うと決めたあとは、テクニカルで買い時、あるいは買ったあとの売り時を判断する。見るのは日足チャートでのテクニカルで、基本的には以下の2つを繰り返し利幅を得ていく。

  • ボリンジャーバンド±2αの下弦、かつ、ストキャスティクスRSI20付近で上昇傾向でエントリ
  • ボリンジャーバンド±2αの上弦、かつ、ストキャスティクスRSI80付近にタッチで利確

また、3倍ブルの場合は、上記の2点の期間や利幅が短すぎる場合があり、売買のポイントをスキップせざる得ないケースや敢えてスキップしたりすることもある。

ちなみに、これは私の敬愛する、鎌田 傳先生の著書から学んだ手法である。

調子のよかったここ半年

これまでの半年の投資行動を振り返る。以下はここ半年に、SOXLをいつ、どのくらいの口数を買ったかざっと示したものである。赤が買い、青が売りです。

SOXL日足と私の売買タイミング(赤が買い、青が売り)

まずこの図より前の時期であるが、2023年夏頃に初めてSOXLに出会い、意気投合し、そのままの勢いで交際スタート。その後すぐに倦怠期に突入し、最大100万円近く含み損が生まれた。

2023年11月始め、当時PPIが予想を下回り、利下げ期待が高まるのを背景にSOXXが上昇トレンドに入る動きを見せたところでナンピン。少し遅れたタイミングではあったが、グングン上昇し11月中頃にはプラ転。

2023年12月半ばに住宅購入費用捻出のため、一部利確。タイミング的にもルール通り。

2024年1月初AAPLのレーティング格下げなどを契機に利確が相次ぎ17%の下落。ここで不安になり狼狽利確したが、その翌週にNVDAのレーティング格上げにより再びトレンドを戻す。私はMETAなど個別を利確し、SOXLに追加投資。

ここまではおおよそ順調であった。唯一の失敗としては、1月の狼狽売りがルールを無視したところ直近の底付近での売りとなり、ここで「急な下落時にルールを捻じ曲げて狼狽売りしない」と誓った。

で、このあとはあまり売買は行っていない。新居への引越し手続きで関心が逸れてしまったのが大きい。また、年初に利下げ手前の相場の動きを調べ、「利下げが実際になされるまでは上がり続ける」という結論づけていた為、本格的に利下げがなされるであろう6月までは放置で良いと思っていた。

https://x.com/aozoramoffy/status/1743088697896235379

投資に回せるドルがついてしまい、余った円をドル転しようにも円安が進行しすぎて手を出せなかったというとのもある。とにかく、ルール通りの売買をやめてしまっていたのである。

そこからちょっとまずいかも、と思い始めたのは、3/8の直近最高値$56台を記録したあとだった。NVDA始め半導体株が流石に上がりすぎていたというとの、インフレ傾向が落ち着かず、そろそろ曲がり角かも、と世間で騒がれ始めた。

そのため、「つぎ利確ルールを満たしたタイミングで売ろう」と決めた。そこから1ヶ月経過し、利確基準を一度も満たすことなく、今週の最大下落を迎えてしまった。

どうすればよかったのか?

前半の投資行動は良かったと思う。狼狽売りはもったいなかったが、それを除けば「さがったところで買って、あがったところで売って利幅を稼ぐ」ができていた。

やはりそのあと、2月以降の投資行動がよくなかった。

まず、ルール通りにできていなかった点。もしルール通りに売買を継続していれば、

  • 1月下旬で売り
  • 2月頭で買い
  • 3月頭で売り

でもう1サイクル、利幅を稼ぐことができた。

ただ、ルール通りいくと、3月下旬で買いに入り、そのまま売り場なく、今回の下落を迎えてしまう。となると、今回の下落を最小限で防ぐには、予定外の店じまいをどこかでしなくてはいけなかった。ここは別で振り返らねばならない。

どこか気づくポイントはなかったのか。

1つ、あとから振り返ってみてわかったのは、「日足チャートとストキャスティクスRSIのダイバージェンス」だ。
ストキャスティクスRSIの頂点が100に届かず、わずかに下がっている。これは、日足チャートと矛盾しており、1つのトレンド変換が見て取れる。

このダイバージェンスは前回遡ると、2023年8月の下落トレンドの開始でも発生しており、ある程度信頼できるのではないかと思う。

他おそらく、PERが高すぎるなどの投資の過熱感、金利や原油などの状況や利下げ見通しなど、周辺のファンダメンタル・市況的なものがあるのだろうが、そこは勉強していくとして、ただそれらの多くはXやメディアから入手するような情報が多く、自分の都合のよい情報ばかりを集めてしまう傾向があるため、あまり信じすぎず、ある程度信頼たるテクニカルと自分の投資方針を第一に考えていきたい。

今後は、

  • ルール通りの投資を心がける
  • 定期的に「ダイバージェンスが発生していないか」のチェックをし、トレンド転換の兆候があれば利確していく(週ごとに逆指値をかけて、落ちたら売っていく)

ことを徹底したい。もっと上がったかも、というのは尽きないが、今回のようにそのせいで100万円を超える金額を失うと本当に悲しいので、心から戒めて、徹底したい。

(2024/04/22追記)

損切り(下落時の逆指値)ラインだが、出来高を参考にするのがよいかもしれない。例えば、以下は年初1/2以来の固定期間出来高プロファイルで、$34.29ラインが最も厚く、このラインで反発する可能性が高いと思われる。今回はそのまま突破してしまっており、このままトレンドが転換したことが示唆される。

このあとどうするか?

今のSOXLの状況を整理すると、以下のような感じで非常に悩ましい。

  • 週足がDCしているが、月足はまだ上昇トレンド
  • ボリンジャーバンド、ストキャスティクスRSIはどちらかというと買いタイミングに近い
  • 前回、週足が20%下がった週は、翌週に復活している(2022/10/14週)(が、更に下がるケースもあったためまちまち)

ルールを貫くと、次の買いタイミングを待って、次の売りタイミングで売ってしまうのが理想だが、週足トレンドがDCしているのと、やはりこの勢いで下がっていかれると非常に辛い。

楽観シナリオとしては、決算(ビッグテックのMETA、MSFT、GOOGL、半導体のTXN、INTC、KLACあたり)が無難に終わり、後半に控えるコアPCE初め経済指標も悪くない数字が出て、先週を底に再びトレンドが戻ること。

悲観シナリオはこのままの下落が続き、なすすべなくマイ転し、しばらく売りにくくなること。

正直、楽観シナリオにいく方が可能性は高いような気がしており、ルール通りこのままホールドしたい。ただ、最悪の自体を考えると、このあとに上がらずにマイ転であり、悲観シナリオが発動し、このあとのしばらく浮上しないと、投資行動に余裕がなくなり、つらい日々を過ごすことになる。

なので、今回は来週浮上すると期待し、成り行きでは売らないものの、逆指値で$30で7割(600枚)を売ることで最悪の事態をさける、とする。$30だと+13%程度で、本来とれた金額を思うと悲しくなる。。が、一応利確ではある。

含み益ではあったが、この半年で+300万円ほどに成功してきたわけだし、今後また同じ過ちをしなければ、十分儲ける機会はあるだろうと前向きに捉えたい。また、このあと1ヶ月で決算ラッシュであり、利上げの方針も決まってくる。上がるのであれば、また大きく上がるチャンスは遠くないはずだ。

今回の失敗を糧に、更に儲けられるよう、今後も精進していきたいと思います。

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