若いうちは健康診断で十分、と思っていたが、今年は30歳になる年ということで、初めての人間ドックに挑戦。
人間ドックを受けるにあたり心配していた、胃カメラVSバリウム問題や、特典として付くご褒美ランチなどをレポートする。
人間ドック、どこで受けるのがおすすめか?
人間ドックといっても、クリニックによって検査項目をはじめ、価格や設備などは異なる。
私は会社で受けるので価格は気にしなくて良いが、なるべく綺麗な場所で、ランチが付いて豪華なところが良い(強欲)という基準で選んだ。
そんな条件を満たしてくれるのが、六本木ヒルズクリニックの人間ドックだ。
六本木ヒルズの6Fに入っているクリニックには、健診センターが併設されており、そこで健康診断や人間ドックを受けることが出来る。
六本木ヒルズクリニックの人間ドックは、標準プランからグランドハイアットホテルの宿泊付きの超豪華プランまであるが、会社で受けられるのはもちろん基本となる標準ドック。
それでも女性の場合は10万円超えという高額設定だ。
何よりもの魅力は、六本木ヒルズ隣にあるグランドハイアットのランチ券付きという点。
健康のため色々見てもらえて、さらに非日常ランチを楽しめるなんて最高ではないか。年1回の楽しみになった。
そして訪れた最大の悩み、バリウムvs胃カメラ問題
健診予約時には、胃の検査でバリウムか胃カメラを選択出来る。
バリウムというと、体力的にとても辛いイメージ。苦しい状態で、体勢移動を強要され、さらにはバリウムによって便秘になる人もいて、放置すると石灰化してひどい人は手術しないといけなくなるとか…。
日頃から便秘持ちの私には恐ろしすぎた。
一方で胃カメラは、とにかく苦しいという噂。
ググればググるほど、拷問だと脅される。六本木ヒルズクリニックの先輩ブログも拝見したが、あまりにも辛そうな体験レポに正直ビビりまくった。
しかし、そんなびびりにも鎮静剤(セデーション)を使うという裏技があることを知った。
鎮静剤は麻酔ではないらしいが、麻酔のような効果があり、運が良ければ眠っている間に終えることができるのだとか。使わない手はない。
初年度:口から胃カメラ・鎮静剤なしを選択。
ドキドキの初体験は、鎮静剤なしで経口胃カメラをハメになった。
鎮静剤の予約は限りがあるようで、希望日はもう埋まってしまっていたからだ。
実は、鎮静剤は極極極極稀に、眠って目覚めなくなってしまう人がいるらしく、少しだけビビっていたのだが、これで選択の余地はなくなった。
鎮静剤を希望する方、必ず予約時にその旨を伝えてください…。
当日何とかなると思っていた私が間違いでした。
前日21時から絶食は通常の人間ドック同じ。
胃カメラを受けるにあったては、前日21時までは食事OK。
当日は、1時間前までは水分OKですが、それ以降はお水もダメ。
当日は胃カメラを受けるにあたり、説明があった。
- 検査後1時間は食事が取れないこと
- 病変があった場合、検査のため組織を採取すること(希望制)
- 組織を採取した場合は食事は2時間NG、刺激物やアルコールは当日禁止
胃カメラ初めてですか?苦しいですけど頑張りましょう~^^と看護師さんから励まされた。クソビビった。
検査前の下準備。喉の麻酔。
検査室に入る前に、胃の泡を消す飲み物を少量一気飲みする。
特段不味くもない、なんとも反応し難い味だが、ショットグラス程度の量を一気飲みする。
その後、検査用のベットに横になり、お医者さんから麻酔スプレーを吹きかけられた。
しばらくすると、喉や舌が痺れるような違和感が出てきた。
ちなみに、胃カメラで嘔吐感が出るのは舌の奥に異物が当たるからだそうなので、なるべく舌の付け根にも薬が行きわたるように、少しだけ意識した。
続いてマウスピースを装着し、いざ、検査が開始。
結論、いけた、いけた…
医者が構えるのは、想像以上に太い胃カメラ、9㎜だそう。
事前に先輩たちのアドバイスを受けて、以下を気をつけるよう心がけた。
- 目を閉じるのはNG(閉じるとなぜか吐き気が増すそう)
- 深い呼吸を意識する
- 顎を少し突き出すようにするのが良い
アドバイスを忠実に守ったおかげで、なんとオエっとなった回数はなんと2回!
上出来だと褒められた。
検査はあっという間にスルスルとカメラが体の中に入っていき、胸の奥に違和感はあるものの、麻酔がかかっているので痛みなどは一切感じず。
しかし長い、とても長い。まだ終わらないのかと、遠くを見つ続ける。
しばらく経った頃にやっと、空気を入れるのでげっぷ我慢してくださいね~と言われ、空気が注入された。これは終わりが近づいた合図。
少し胃が膨れた感覚はありつつ、特にここで苦しさはなし。
「最後は帰りにもう一度食道を見て終わりです~」と言われ、その言葉通りカメラはお帰りになり、体感2分ほどで検査はおわりました。
医師から「綺麗でしたよ^^」と言われ検査終了。
二年目、鎮静剤を予約
散々余裕と言いまくって終わった初年度だったが、やはり気持ちの良いものではなかったので、今回はちゃんと予約時に鎮静剤を申し出た。
結論マジで最高だった。
鎮静剤を使用すると当日は禁酒
鎮静剤ありVerの注意事項説明では、検査後1時間程度飲食ができないことと、当日の禁酒が追加された。
前日も禁酒して挑むので、2日連続で禁酒になるのはツラい。
そして鎮静剤を使っても、辛い人もいることを告げられる。え。
どうやら効き具合は個人差が大きいようで、完全に眠ってしまう人もいれば、お酒に強い人は全く効かないこともあるのだとか。
たぶんお酒に強い私、ここでビビりまくる。しかし、昨年度の成功体験がある、大丈夫だと言い聞かせた。
検査準備から検査まで
検査の準備は、鎮静剤なしのときと概ね同じだが、点滴用の針を刺すことが追加された。
あとは、麻酔がスプレーではなくゼリーだった。ゼリーを下の上に乗せられ、5分我慢する。
唾も飲み込めないので、これが地味につらかった。
5分経ったら飲み干して、前年と同じようにマウスピースをして横になる。
「鎮静剤入れますね^^」と医師の言葉を聞いて数秒、ぜんぜんまだ起きている。起きているよ!!!!とアピールするために目をぱっちり開けておいた。
しかしその瞬間、ぶわーーーーっと不思議な感覚が襲った。。。
「検査終わりです、移動しますよ〜」
一瞬だった、寝ていたのか?途中一瞬目が覚めて、あ、検査してるんだ〜って思ったような記憶もあるが、とても曖昧。
まさに泥酔して記憶を飛ばした翌日のような気分。
何の苦しみもなく、胃カメラを受けることができた。これは追加料金を払う価値がある。素晴らしい。
帰りにビールを買って帰った。(良い子は真似しないように)
胃カメラVSバリウム、どっちが良いのか?
いまのところ100%胃カメラ、鎮静剤ありが最強の選択肢だ。
鎮静剤なしだと確かに辛いが、終わってしまえばとても楽になれる。
バリウムはお腹に残った液体の処理がなかなか大変だと聞く。ちなみに、バリウムは3日以上便秘中の人はドクターストップかかることもあるそうだ。
両方経験がある便秘持ちの母は、絶対に胃カメラが良いと断言していたので、便秘持ちの方は参考にしてください。
両方経験がある喉弱めの夫は、バリウムのほうがマシ…と泣いていました。歯ブラシでえずくほど喉が弱い方は、鎮静剤ありかバリウムにしましょう。。。
グランドハイアットのランチタイム
ご褒美のランチ券は、グランドハイアットの各レストランで使用できる。
メニューは人間ドック用の特別メニューだが、差額を支払って通常メニューにアップグレードができる。
特に評判の鉄板焼きを選択した。
有給を使って優雅にいただく鉄板焼きランチ・・・至福です!
鉄板焼きレストランけやき坂でソロランチ
平日ならば予約なしでも入れることが多いのではないかと思う。
来店時にチケットを提示すると、人間ドック用のメニューと、通常メニューにアップグレード可能であることを教えてもらえた。
人間ドックのメニューは3000円程度の内容なので、これらの通常メニューを選ぶときは差額を支払う。
もちろんアップグレードして約3500円を追加、さらに、800円追加で、白米をガーリックライスに変更が可能した。。
まず最初に出てきた茶碗蒸しのようなフランには、海鮮がごろごろ入っていてとてもおいしい。
ぷりぷりのホタテとアスパラは、レモンとバターと醤油のソースが良い香り。
メインのお肉は、3種のソースで。焼き方はおすすめのレアでお願いしました。
ガーリックライスは大葉入りとのことで、苦手であれば抜いてもらえる。抜いてもらった。
最後のデザートは、テラスでいただく。非常に優雅な時間だった。
最後にお会計は差額をカードで支払い、大満足のランチとなった。
結果は後日郵送。血液検査・尿検査のみ当日OK
人間ドックの結果は、血液検査と尿検査の結果については、当日の午後に医師と面談をすることができる。
今回は希望して13時に予約をした。
血液検査の結果は、見慣れない項目が多いが、医師が丁寧に説明してくれた。
中性脂肪、コレステロールが前年度から改善し、歓喜。
概ね問題なしで面談を終えた。
30歳を超えたら人間ドック、いきましょう。
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